7月31日は「蓄音機の日」。1877年のこの日、エジソンが蓄音機の特許を取得したことにちなむ。当時30歳のエジソンが最初の錫箔円筒式蓄音機を完成させた時、彼は既に自分の研究所を持って100以上の特許をしていた。蓄音機は、空気の振動である音を捉える振動板の動きを記録媒体に針で刻み、再生するときは刻まれた溝に沿って振動板を動かす仕組みである。
蓄音機が発表された時、誰もいないところから喋る音が聴こえてくるため、陰で人が喋っているのではと疑う者までいたという。「喋る機械」と宣伝された蓄音機は大きな評判を呼び、時の大統領がエジソンをホワイトハウスに招いた程であった。ちなみに、最初に録音されたのは「メリーさんの羊」。
