日本で初めて缶ジュースが発売されたのは、1954年(昭和29年)の4月28日。明治製菓が「明治天然オレンジジュース」を発売したのが最初で、これにちなんだ記念日。戦後の日本ではアメリカからビン入りの商品がもたらされて全国に広まっていたため、現在では当たり前となっているこの缶ジュースという形態は、当時はとても画期的な商品であった。
明治製菓の広報室によれば、ビンだと熱や紫外線でオレンジジュースのビタミンCが壊れてしまい、味や色が変質してしまうため、紫外線を遮断する缶ジュースを開発したという。これには、1936年から同社がみかんの缶詰を発売していたノウハウが活かされて商品開発に至ったという経緯がある。
