1953年4月25日、学術雑誌『Nature(ネイチャー)』に投稿されたわずか2ページほどの論文によって「DNAの二重らせん構造」の発見が報告され、20世紀最大の発見とまで言われるほどの衝撃を世界に与えた。論文を投稿したのは、当時無名の若手研究者であった25歳のアメリカ人J.D.ワトソンと37歳のイギリス人F.クリックであった。
ワトソン&クリックの論文からちょうど50年を経た2003年4月、人間の遺伝子情報(ヒトゲノム)解析が完了し、これを記念してアメリカの上下両院の共同決議により、この日を「DNAの日」として国の記念日に定めた。
