4月24日は「植物学の日」。日本の植物学者、牧野富太郎の誕生日(文久2年4月24日)にちなんで制定された。高知県出身の牧野は、2年で小学校を中退しながら独学で植物学の研究を続け、50歳の時には東京帝国大学理科大学で講師も務め、65歳で理学博士の学位も取得、死後に文化勲章を贈られている。
94年の生涯において、新種や新品種など約2,500種以上の植物を命名、集めた標本は約40万枚、日本植物学の基礎を築いた人物として「日本の植物学の父」と呼ばれる。1940年に出版された『牧野日本植物図鑑』は現在でも植物研究者や愛好者に親しまれている。小さい頃から植物が大好きだった牧野は自らを「草木の精」と称したという。
