フランシスコ・デ・ザビエルは1506年4月7日、スペインのナバラ王国ザビエル城に生まれる。カトリック教会の司祭であり、イエズス会創設メンバーの一人。1549年に日本ではじめてキリスト教を伝えた宣教師として知られる。インドを拠点に布教をしていたザビエルは日本に渡り、天皇に許可をもらおうと京都に向かうも、戦国時代の都は荒れ、大名が力を持ち始めていたことから、山口の大名大内義隆に許可をもらって布教活動を行い、西国におけるキリスト教の布教に貢献した。ちなみに、頭頂部を剃ったザビエルの髪型は、「トンスーラ(tonsura)」といって、当時のカトリック修道士の習慣であり、元々は十字架に架けられたキリストの冠を想起させる輪の形をなぞるものであった。
