プライバシー・デー

9月28日は「プライバシーデー」。1964（昭和39）年のこの日、日本で初めてプライバシーの権利を認める判決が裁判で下されたことに由来する。訴えたのは有田八郎元外務大臣で、三島由紀夫の小説『宴のあと』によってプライバシーを侵害されたと、作者と発行元の新潮社相手に裁判を起こした。

東京地裁はプライバシーの侵害を認め、三島由紀夫に損害賠償を命じた。この判決によって「プライバシー」が日本で初めて裁判において争点となり、プライバシーという言葉も定着するきっかけとなった。