1911年7月24日、アメリカエール大学の考古学教授で探検家のハイラム・ビンガム氏が、西洋人として初めてマチュピチュ遺跡を発見した。1440年頃、当時のインカ帝国の皇帝パチャクティによって建造されたとされるが、詳しいことは分かっていない。
ウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にあるマチュ・ピチュは、「老いた峰」を意味し、山裾からその姿を見ることができないことから、「空中都市」とも呼ばれる。インカ帝国がスペインの侵略から逃れるために作られたという説や、王族や貴族の離宮だったという説など、未だに多くの謎に包まれている。