七夕は、中国、韓国、ベトナム、などで行われる7月7日の節日で、五節句の一つ。起源は諸説あるが、夏に豊作などを願い乙女が着物を織って棚に供える「棚機(たなばた)」という神事と、奈良時代に中国から伝来した機織りや裁縫の上達を願う「乞巧奠(きこうでん)」、そして天の川を挟んで恋をする織姫と彦星の物語が合わさってできた行事とされる。
江戸時代には庶民にも広まり、願い事を笹に吊す風習が生まれた。笹に吊すのは、竹が天に向かって真っ直ぐに伸びていくことと、笹の葉の音がさらさらと鳴ってご先祖様の霊を呼ぶことからであるという。